育児に関しては、年齢が上がるに従いどんどん手が離れていくものなので、ある程度は自然の流れに身を任せていますが、私が心配性で手を焼き過ぎることが自立の妨げにもなるので、少し私自身が忙しくなったこと事を良い機会に、子ども達に手を貸すタイミングを見直してみることにしました。
1年生と4年生現在のお話ですので、まだ子供が小さいママさんの参考になれば嬉しいです。
ですが、お子さん一人ひとりの性別や性格や環境、発達段階によっては全く参考にならない場合もあると思いますので、こんなパターンもあるのね、くらいに軽く読んでもらえればと思います。
それでは早速、育児で辞めたことを見ていきましょう。
添い寝→睡眠音楽をかけて寝かしつけ
ある程度までは絵本の後、添い寝をしていたのですが、自分も寝てしまうので結局途中で起きて家事や自分の寝る支度をしなくてはならず、睡眠時間の割りに疲れが取れないので辞めました。
次女は3秒で寝るタイプなのですが、長女はなかなか寝ない子で、頭を櫛でといたり、とんとんしたり、かいかいしたり、とリクエストが多く、予め一緒に寝れるように私の寝る支度もしてから添い寝するなどの対応をしていました。
しかし、私が記録物に追われていた日をきっかけに、添い寝を辞めてみると、最初はごねたりもしましたが、自分たちで寝られるようになりました。
というより「添い寝してあげないと寝れない」と思っていたのは私だけで、とっくに自分で眠れる成長段階に来ていたのかもしれません。
寝付きを良くするために・・・
血糖値があがると眠くなるそうなので、寝る30分~1時間前にフルーツを摂らせる。
寝る2時間前に入浴し、温まった体温を下げるためにお部屋の温度を下げる。
癒しの音楽をかけたり、入眠アプリを使う。
夕食時や入浴時に学校での出来事をなるべく聞いてあげてスッキリさせておく。
一緒にストレッチをする。
・・・・等実験するのも面白いかも。
お手伝い→歩合制の小遣い
ちょっとした買い物、洗濯取入れ、ゴミ出しなどは、立派な家のお仕事としてお小遣いを渡します。
自分で頑張ったお金なら大切に使うようになるのではないか、なんて期待も込めてそうしてみました。
これに関しては、教育も必要でしょうが、もともとの性格が出ますね。
余談ですが、現在子ども達は「あつ森」にはまっているのですが、(ざっくり説明すると、自分たちが捕まえた海の幸や山の幸や、木などの材料を集めてDIYで作った物を売ったお金で家や島を改装したりするゲーム)その様子を見ていますと、長女は貯めたお金でマイホームのローンを組んで改装し、不用品は売ったりしながらきっちりローンも返していっているのに対し、次女はお金があるだけ服やアクセサリーに浪費し、買ったものも島中にちらかしていっています(笑)
あとは、大人でも報酬がランダムなほうがモチベーションが高まるそうなので、最高のご褒美と普通のご褒美と罰ゲームを混ぜたものを用意してサイコロを振らせてちょっと難しいお手伝いにチャレンジしてもらうこともありました。子どもなので毎回うまくはいきませんけれど、割と盛り上がってくれます。
あとこれは、周りの主婦学生さんのお話なのですが、小学校中学年くらいのお子さんにカレーを作れるように仕込んだとか、忙しい時だけのお楽しみとして色々なレトルトを用意しておいて子供たちに夕飯を準備してもらっしたりているそうです。
ひとり親で可哀想と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、今は共働きも珍しくありませんし、パパがおられても家事は一切しない御家庭だって珍しくはないでしょうから、ひとり親であろうがなかろうが、子どもに役割りや仕事を与える良い機会だと考えています。
案外子どもはママに頼りにされることが誇らしかったり、また「自分でできる」という自信も芽生え、嬉しそうな顔をしています。
そんな周りのママさんを見習って、まだ実現はしていませんが、子ども達が楽しんで作れるお料理レシピを、休日の親子の関わりも兼ねて教えていこうかなぁなんて今考えています。
学校準備の口出しを辞める→表を張っておく
毎朝の身支度と、帰ってからの翌日の準備は一覧表を作って張り、自分たちで見てやるようにしています。
あさのじゅんび
- おきがえ
- じぶんではみがき⇒しあげ
- 髪の毛
- おねつ
- ポシェット、マスク
かえってからのじゅんび
- てあらい、おきがえ
- てがみとれんらくちょうをだす
- しゅくだい、おんどく
- じかんわり
- はんかち、ナフキンこうかん
- すいとうだす
きんようびは、たいそふく、エプロン、うわぐつ だす。
このような表を実際に壁に貼っています。
自分で忘れ物をして困った経験から学ぶこともあると思うので、ママが煩いからやるのではなく、自己責任でやらせています。
とはいえ、あまりにも脱線している時は、寝る時間に影響しないように声掛けはしたりと臨機応変です。
幼稚園でも年長さんくらいからは、少しづつ自分の事ができるようになってくると思いますので、表の「お着換え」や「ハンカチ、ティッシュ」などの項目は絵で表示していました。
基本的にはとても口煩い私ですが、取り返しのつかないことや、健康に関する事や、危険なこと以外の失敗はさせてやるべきだとは思ってはいます・・・。
しかし!!
私が後々イライラしてしまう失敗に対しては、
自分の精神衛生面を優先します(笑)
怒られる子どももかわうそうだし、イライラするのも疲れるからです。
子どもとも対等にいたいので、どちらかだけが我慢するのも良くないと思うので、ママが嫌なことは嫌だと普通に言います。
送り迎え
次女は現在小学1年生で、1学期は髪の毛のこだわりが強く、毎朝、何度も何度も結びなおしをさせられました。
また、遊びとの切り替えもできず、なかなか出かけるまでが大変でしたが、2学期が始まる頃には、自分の気持ちに折り合いを付けられるようになってきました。
「どうしても、髪型やお洋服に納得できない時は、気が済むまでやり直したら良いけれど、遅刻しても自分で行くように」との約束だけしています。
まだまだ甘えん坊ですが、2人で帰れる日は迎えに行くのを辞めてみたところ、誇らしげに帰ってきました。
1度成功体験をする自信がつくのか、その後は次女一人でも帰って来られるようになりました。
4年前までは、上の子を幼稚園、下の子を保育園へと別々に送り迎えしていたことを考えると、子どもは確実に手が離れて行っています。
長女にキッズ携帯を持たせているので、実習の朝、子ども達よりも早く出なければならない時は私がイヤフォンで電話を繋ぎっぱなしにして「行ってらっしゃい」と戸締り確認をします。
看護学校受験時は、年中さんと2年生だったので、ここまでしっかりしてくれるとは思っていませんでした。
喧嘩の仲裁入らない
女の子二人の喧嘩とはいえ、なかなかヒートアップすると激しいです。
口喧嘩といっても、とても酷いものなので、「それは良くないよ」とついつい入ってしまうのですが、私が入って片方を叱ることで、余計にヒートアップしてしまう上に、私にまで火の粉が飛ぶという事態も多々ありました(笑)
そこで、多少手が出ても、こちらに助けを求めてこない限り、入らないようにしてみたところ、時間がかかっても、二人で解決していけることが解りました。
沢山喧嘩して、嫌な思いをすることで、自分の発言で相手がどんな気持ちになるのかを身をもって学んだり、喧嘩して手をあげることは、(本当は良くないけれど)力加減を学ぶチャンスなのかもしれないし、仲直りスキルも身につくし、本気で喧嘩ができるのも兄弟だからこそだ!
と前向きとに捉えるようにしてから、少しこちらの気持ちが楽になりました。
お互いに、機嫌の良い時に話し合うほうが、建設的な意見が出るし、冷静に振り返れるので、後日、「あの時どうしたらよかったかなぁ」と一緒に話し合ったりします。
将来は笑い話になっていることでしょう。
生理前は要注意!
しかしながら、個人的に本当に注意しなけなければならないのが、生理前です。
私がPMS(生理前症候群)だからでしょうか・・・?
この時期は、子どもの「キーーーッッ」という甲高い声が、やたら耳につくんです。
普段は見逃せるようなことも、とてもとても引っ掛かります。
なので、そろそろという時はイヤフォンで音楽を聴いて現実逃避する。
イラっとしそうなときは、自分の身体の内側の感覚に集中する瞑想をしてみる。
私は、お腹がムズムズする感覚があるので、腹筋を全力でする(笑)
甘いものでも食べて気分転換
など、とにかく気を紛らわせてやり過ごすのが良いかもしれません。
生理前の判断は感情的になりやすいからです。
そして、早く寝ること!!
それでも無理な時は「うるさ~~~い!!」となっております(笑)
まとめ
看護や介護の世界では、患者さんができることとできないことを見極めて、できることは本人が行うことで、患者さん自身のできる力を奪わないようにすることが基本です。
手を貸すことは一見、親切にも思いますが、過度な手伝いは依存心を高め、本来できていた事まで、本当にできなくなってしまうのです。
子どもは常に成長しているので、「今のこの子」に「この援助」はまだ必要かどうかを、たまに立ち止まって考え直すことが、子どもの成長に繋がり、結果として、ママの負担が一つ減るのではないかと考えます。