緊急事態宣言中は、リモート授業を導入されていた学校も多いようですが、
これから看護師を目指す方は、
看護学校で、これからちゃんと学んでいけるのだろうか?
と、不安を抱いている方もいるのではないでしょうか。
私の通う専門学校では、最初の緊急事態宣言以外は登校できておりました。
宣言解除後も、実習を受け入れてもらえない病院や施設というのはありましたが、全く行けていないわけではありません。
(学校によっては、患者さんとの接触時間の制限や、オムツ交換はしないなどの決まりがあるそうですが。)
今回は、コロナ禍に入学した看護学生の授業や実習にどのような影響があったのか
1年次の様子と、次の学年からの様子についても、少しお伝えしていきたいと思います。
目次
度重なる緊急事態宣言下での授業。
![](https://singlemother-adakonobrog.com/wp-content/uploads/2021/12/学校.png)
休んだ分を取り戻すための駆け足授業
私たちが入学したのは、2020年4月でしたので、第一回目の緊急事態宣言が出された頃のことでした。
4、5月の授業がなくなりました。
専門学校に限らず、学校は全て休校になりましたね。
入学を楽しみにしていたので残念な思いと、ちょっとゆっくりできるかしらという思いがありましたが…(甘かった^^;)
自己学習の課題を山のように出され、〇十年ぶりのペンだこと肩こりにうなされました。
勉強に慣れていないので、重要なところがわからず、
全て丸写しだったから無理もありません。
6月から始まった授業は凝縮されたため駆け足で進み、ついて行くのに必死でした。
さらに度重なる緊急事態宣言などで、最後まで終わらなかった授業もありました…。
(外部の先生が来れなかった。)
そのしわ寄せで連日、筆記テストの嵐!
![](https://singlemother-adakonobrog.com/wp-content/uploads/2021/12/試験.png)
そして、一気に講義が終わると今度は終講テストが次々に続きました。
わざわざテスト勉強したくないので、
授業は絶対寝ないことと、隙間時間に単語アプリをすることで乗り切りました。
基礎看護 実技試験
- ベッドメイキング・・・初めての実技試験!7割の学生が落ちました( ;∀;)
- バイタルサイン測定・・・「合格しないと実習には行けません!」と脅されていましたが、不合格者も全然、実習行けてます。( *´艸`)
- 全身清拭・・・室温によってベースンの湯温の下がる時間が変わるので、試験の季節で湯の交換のタイミングを実験して計画しておくとバッチリです!
(★湯温が50~55度を外れると不合格になる。)
この頃から意識しておくべき、進学の推薦
実技試験、筆記試験共に、60点以下は再試験となります。
再試験手数料¥2,000なので皆必死です(笑)
その2000円がどこへ行くのかは・・・さておき、
うちの学校は准看護科と看護科があり、准看護科での学科試験の平均点が75点以上と実習の平均点70点以上ないと看護科への推薦はもらえません。
再試験は同じ問題か、易しくなるのであまり落ちる人はいませんが、
再試験に落ちると追試験となり、追試験で75点以上取れなければ留年となります。
単位制ではありませんので、その場合は1からやり直しです。
進学コースがある場合、募集要項の推薦について読んでおくか、教員に確認しておきましょう。
次の学年からは、リモート授業導入
一つ下の学年(2021年に入学した学年)からは、緊急事態宣言中はリモート授業で週1登校となっておりました。
2年生たちが実習に出ていたので、感染対策の意図もあるとか。
お昼、食事をとることがリスクになる為、午前と午後に登校も分けたりと、先生方も工夫しておられました。
戴帽式
![](https://singlemother-adakonobrog.com/wp-content/uploads/2021/12/戴帽式.png)
音楽の授業で、校歌とナイチンゲール賛歌を覚えさせられテスト。
さらに、ナイチンゲール誓詩の暗記テスト。
・・・と毎回きっちりびびってきた私ですが
これも、できなかった子達も全員、戴帽式も実習も行けていますから
ビビりすぎなくて大丈夫だよと後輩には伝えたいです…(笑)
いよいよ実習
![](https://singlemother-adakonobrog.com/wp-content/uploads/2021/12/実習-4.png)
基礎看護実習1~3
1月から、基礎看護実習に入りました。
今年から例外的に学内実習が行われました。
学内実習とは、その名の通り、学校の実習室を使って、
教師が事例を考え、学生がその患者への看護を考えるという内容。
基礎実習1→学内実習に変更
- 拘縮のある患者の、バイタルサイン測定
- 円背のある患者の、ポジショニング
- シーツ交換・陰部洗浄・オムツ交換・寝衣交換,を同時にする
- 先生や生徒が、患者になりきってコミュニケーションを5分間行うなど
こんな感じの内容で行っておりました。
2、3月は病院実習に(無事?!)行けました。
(学生側、病院側の双方にコロナ疑いがでれば即実習停止という綱渡り状態でした。)
2022年からの実習は、2021年に比べると行けるようです。
まとめ
- 2020年、2021年に実習に行く予定だった学生には影響があったと思われる。
- しかし、緊急事態宣言が明けた現在、徐々に実習先の受け入れが再開している。
- 学校側もリモート授業の設備が整い、新しい学習様式ができつつあるので、急に登校がなくなったとしても、授業が完全になくなることはないと考える。